FSTNとAMOLEDのハイブリッド、TicWatch Pro

2019年3月17日

個人的には初代ZenWatch以来のスマートウォッチです。

前回お試しで買ったバンドがカスあまり役に立たなかったので、心拍数常時モニターなどが行えるスマートウォッチ買ってしまおうということで、色々と探していたところ、TicWatch Proを見つけました。

比較的最近発売された製品ではありますが、SoCがSnapdragon Wear 2100と古いものを使っており、Snapdragon Wear 3100と比較してどうなのかなという懸念はありました。

ただ、Wear 2100とCPU・GPU面は同じということで、単純な処理性能に差はなく、コプロセッサのQ1110が追加で搭載されて省電力用の機能が強化されたという違いのようでした。(他にも色々とありますが……)

省電力具合もFSTN液晶が使えるTicWatch Proと比較してトントンかなーとも思ったので、Wear 3100搭載機のラインナップが揃うのを待たずに購入しました。

常時表示に最適なFSTNディスプレイ

TicWatch Proにはスマートウォッチとして利用する際に使うAMOLEDの上に、モノクロ表示のFSTN液晶が重ねてあります。

通常、手首をひねったときだけ時計を表示する画面非表示状態か、時計を常時表示をさせる状態のどちらかを選ぶことになりますが、TicWatch Proでは画面非表示状態にすると、FSTN液晶で時間を常時表示するようになります。

FSTN液晶は、AMOLEDで表示させるよりもより省電力かつ、日光下での視認性も高いです。流石にフェイスの変更は出来ませんが、表示が大きくとても見やすい配置になっています。

FSTN液晶側で時間が見れれば良いので、手首をひねってもスリープから復帰しないようにしました。その状態でも通知が来たときだけは反応するので、問題はないかなと。

また、スマートウォッチとしては使えなくなりますが、独自の省電力モード(エッセンシャルモード)に切り替えると最大で30日間利用が出来るとのことです。エッセンシャルモードでは、WearOSがシャットダウンされた状態になり、FSTN液晶で時間と日付、歩数と心拍数の確認が行なえます。

余裕の2日間、長持ちバッテリー

公式では2~5日との説明がありますが、バッテリーが残り僅かになったときに「エッセンシャルモード」へ切り替えて「腕時計」として5日は保たせるという感じのようです。

そんなわけで、実際に利用してみたところ、スマートウォッチとして普通に使うのなら2日ちょい、上手いこと使えば2日半は利用できそうでした。

FSTNでの常時表示、傾けて画面をONはオフ、常時心拍数モニターを有効にして、たまに通知確認などをして使っていたところ、2日と6時間でバッテリーセーバーがオンなる(電池残量15%)という結果になりました。1日あたり35%程度の消費だったので、残り15%というのは結構余裕がありますが、素直に充電したらいいと思います。

仕事の関係上、深夜の仮眠に加えて、勤務後に朝から昼過ぎにかけて睡眠を取っているのですが、その間はBluetooth接続のスマートフォンから離れて寝室のWi-Fiに接続されているため、若干消費が大きいように感じられます。上記のグラフは16日、17日共に一日中外出していたときのものですので、Wi-Fi接続されている時間が普段より短い分、バッテリーが長持ちしたように思います。

Google Fitのエクササイズで、GPSと心拍数モニターを使った3時間程度のウォーキングの測定も試してみましたが、電池の減りに大きな差はなく、やはり2日間余裕を持って動作してくれそうです。

追記:Wi-Fiを使わないならどうなる?というわけで、就寝中のみWi-Fiに繋がずスマホから離れてオフライン運用をしてみると3日間持ちそうな勢い。(3/30のラインは書き足しました)

しっかり測定してくれる心拍数

センサーは少し出っ張っており、時計の取り付けが多少緩くても、問題なく測定をしてくれました。

Google Fitへの連携は直接行うことができませんが、Mobvoiアプリ経由で行うことで、定期的に心拍数の測定データがGoogle Fitへと同期されます。

Mobvoiアプリ、一時的にPlayストアから消滅していたようですが、復活しているようです。

スピーカー搭載でアラームにも便利

小型なボディですが、スピーカーが搭載されています。

品質も悪くなく、Googleアシスタントの音声もしっかり聴き取れますし、アラームの音もよく聴こえます。ペアリングしたスマートフォンを経由して電話だって掛けられます。

スピーカーが無い機種では、アラームやタイマーはバイブのみで伝える事となりますが、スピーカーがあれば同時に音も鳴らせますので、アラームやタイマーはスマートフォンで使うときと同じ感覚で利用できています。

バイブのみだと気が付かず、スマートフォンのアラームも併用しないと起き損ねそうになったことはありますが、スマートウォッチ側にスピーカーが付いたことで、枕元にスマートフォンを置くことはなくなりました。

動作は遅め

手首を傾けるか電源ボタンを押す、または画面をタップしてスリープから復帰させようとすると、思っていた以上に待たされます。また、アプリも立ち上げに時間がかかります。

OK,Google.との呼びかけでのGoogleアシスタントの起動も遅めです。話しかけたあともちゃんと動いているのかが分かりづらく、使い勝手はあまり良くはなさそうです。

アップデートで徐々に改善されているように感じますが、使いたいときにスッと動いてくれないので、もう少しキビキビと動いてくれればと感じました。

もちろん、電池持ちはSnapdragon 400比でとても良くなりましたが、その分だけ足を引っ張りやすくなったような感覚がありました。

スマートウォッチは何ができる

スマートフォン向けに使われているOSを載せ、いくつものアプリが利用できるスマートウォッチ。なんだか何でもできてしまいそうなイメージがありますが、あくまでもこれはスマートフォンの補助的な存在であると感じています。

スマホを出さずに通知をチェックしたり、アラームやタイマーを使ったり、心拍数測定やフィットネストラッカーとして利用したり。とても便利ですが、それ以上のことはちょっと厳しいものがあります。

基本的に受け身なデバイスであり、スマートウォッチからアクションを起こすことは不向きであることを念頭に置きながら使うと、うまく付き合っていけるのではないかと考えます。

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