Google Play MusicをWASAPI排他モードで楽しむ

2015年9月22日

chrome

Windows10にしてからどうにもオーディオ周りの調子が悪く、処理落ちから来るような音飛びが多発してたので色々模索していました。

どうやらカーネルミキサーを通さずWASAPI排他モードもしくはASIOで再生する場合は音飛びが発生しないので、Google Play Musicの再生に使っているChromeでも利用できないか試してみました。

今回は半分が音飛び対策、もう半分はGoogle Play Musicの音質向上を求めてChromeでのオーディオの排他再生を試みますが、利用スタイルによってはブラウザの利便性を大きく損なうことになるので注意が必要です。

ちょっとした豆知識

そもそもなんでそんなことをするのかというと、一般的にWindows上で音を鳴らすときに使われるカーネルミキサー経由だと、ピークリミッターなどが効いて音が劣化したりするらしいのです。

代わりにWASAPI排他モードやASIOを利用してカーネルミキサーを通さないことで劣化のない音楽を楽しむことが出来るとのことで、その手の人達としてはメジャーな手法のようです。もちろんそのような再生方法に対応した音楽再生用ソフトウェアもいくつかあって、有名どころだとFoobar2000だとかWinAmpなどが挙げられます。MusicBeeやX-アプリも対応してますね。

再生デバイスの設定から、排他モードが使えるようにしておこう。

先に再生デバイスの設定から、排他モードが使えるようにしておこう。 しかしこの96kHz設定はとても無駄な気が…。この記事を書いていて思ったのですが、48kHz/24bitに落としたほうが音飛び改善するような(*_*;

詳しい説明とかはこちらがオススメなので、気になる方は読んでみると良いかと思います。

【藤本健のDigital Audio Laboratory】第528回:「Windowsオーディオエンジンで音質劣化」を検証 -AV Watch

ショートカットに引数を渡すだけ

さて、Chromeで排他モードを利用する方法です。参考にしたのはこちらのサイト。

Chrome exclusive-mode-audio -Head-Fi

Google Chromeのショートカットを右クリックし、プロパティを表示します。

ちなみに、他にもいろんな引数が渡せるので試してみよう。

ちなみに、他にもいろんな引数が渡せるので試してみよう。

リンク先末尾に「-enable-exclusive-audio」と入れてOKをクリック。この際、管理者権限を求められることがあるかもしれませんが、問題がなければ許可をしてください。

あとはそのショートカットからChromeを立ち上げるだけとなります。Google Play Musicを開いて音楽を再生してみました。

排他モードなので音量ミキサーからの制御は出来なくなっている。

排他モードなので音量ミキサーからの制御は出来なくなっている。

上手く行かない方は、既に実行中のChromeを終了させ、先のショートカットから起動してみてください。また、タスクトレイにChromeが常駐している場合はそちらも終了させてから試してみましょう。

排他モード使用中の注意点

他のタブでオーディオが利用できない

排他モードでの再生自体がそういうものなのですが、Chromeはタブごとに別プロセス扱いになってしまうからなのか、同じChromeアプリケーション内でも1つしか音声を鳴らすことが出来ません。例えばGoogle Play Musicを再生しながらYoutubeなどを利用することは不可能です。

特にChromeの場合は何かしらのアプリケーション(Chromeそのものに限らずCubaseなどのDAW)がASIOやWASAPIを使っていると動画の再生すら出来ないようなので、現在使用中のタブを閉じて開放をするか、音声無しで他のブラウザから閲覧するといった必要があります。

動作が不安定

これらは言うまでもなく実験的機能なので、音楽が急に最初に戻ったり再生が失敗したりと安定した再生は望めないです。そりゃあ音声の排他制御を気にしながらブラウジングなんて、正式機能として搭載されてもマトモにやってられないですからね。

挙動がおかしくなった場合はChromeを再起動するか、Chromeのタスクマネージャから「バックグラウンドページ:Google Play ミュージック」を選択してプロセスを終了させましょう。

最後に

詳細な検証は行っていないので、ビットパーフェクトで再生されているかどうかは分かりませんし、そもそもGoogle Play Music自体がmp3での配信になるので音質なんて気にするようなものではないと思われる方は多いと思います。

ただ、折角なら余計な邪魔の入ってない状態でストリーミングサービスを利用してみたいという気持ちがあったので、対症療法的な音飛び対策がてら紹介させていただきました。