戻るボタンが遠いのなら近くに出せばいいじゃない ~ AndroidアプリPie Control活用術。

2016年3月24日
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Galaxyの場合、届かないのはタスクキー。

今手元で使っているスマートフォンは、貴方の手にぴったりフィットしているでしょうか。画面内のボタンに容易にアクセスできるでしょうか。

今回の記事は、「親指が戻るボタンまで届かない」「戻るを押したつもりがその手前にあるホームを押していた、何を言っているのか(以下略」なお悩みを解消出来そうなアプリの紹介です。

扇型のランチャーで快適操作。

「Pie Control」は画面外からスワイプして扇型のナビゲーションキーを出し、そのまま指をスライドさせて「ホーム」や「戻る」などの操作を行うものです。この操作自体は随分と昔から存在していました。身近なところではAndroid内蔵ブラウザのLabsオプションの中に存在していたり、幾つかのカスタムROMで標準実装していたものもあります。起源はどこで~となると情報の山に埋もれてしまって探し出すことが少し大変なので触れないでおきます。

さて、これから紹介するのは幾つかあるアプリのなかで、検索上位にあったものとなります。「アプリランチャー」としても使える「Pie Control」の方を紹介しますが、少し多すぎるアクセス権限が気になるだとか、単純なナビゲーションキーとして使いたいだけであれば、2つ目に表示されている「Simple Control」のほうが単純明快なのでそちらをオススメします。「Simple Control」のほうではPieだけではなく、通常のナビゲーションキーをフロート表示することも出来ます。どちらも同じ作者です。

Pie Control
Pie Control
Developer: coolAce
Price: Free+

ざっくりとした説明

使い始まる前にまず、ユーザー補助設定から「Pie Control」を有効化する必要があります。これはアプリ初回起動時に案内されるため、いきなりアプリを立ち上げても全く問題はありませんが、自分でイチから設定する方法をご紹介しておきます。

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お使いの端末の設定アプリからユーザー補助を選択し、その中のサービスから「Pie Control」をオンにします。これを行っておかないと幾つかの操作が機能しません。

次にコントロールを呼び出せる位置を指定します。

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一番左の「ACTIVE AREA」タブでは、上下左右の縁と、四隅のコーナー部分のどこかに「Pie Control」を呼び出せるエリアを設定することが出来ます。例えば、「Right」を選択してその右の設定ボタンを押すと詳細なサイズや位置を決められます。上のスクリーンショットでは赤くなっている部分が該当エリアになりますね。

その隣の「EDGE」タブでは、上下左右に設定したエリアからコントロールを呼び出した際に表示する項目を選びます。初期設定ではLEVEL1、LEVEL2に幾つかのアプリと設定が沢山割り当てられているので、まずは右下の削除ボタンを押してひとつひとつ設定を消してから好きなモノを追加していきましょう。アイコンの大きさといったデザインの変更や、各種タイミング調整もここで行えます。

HOME(ホームボタン)、RECENT(タスクボタン)、BACK(戻るボタン)はTOOLSの中です。

HOME(ホームボタン)、RECENT(タスクボタン)、BACK(戻るボタン)はTOOLSの中です。Menuは要root権限。

隣のタブの「CORNER」は、四隅から呼び出した時に表示する項目を設定する場所で、「FOLDERS」はランチャーとして使用する際に使用するもので、アプリを入れたフォルダを予め作っておくところです。初期設定ではGoogleアプリがフォルダ内に入っているので、先ほどホームや戻るなどを設定していた部分でGoogleフォルダを選択してみると理解が早いかと思います。

設定を終えたら右下のチェックマークのボタンを押して確定します。その後、実際に隅の呼び出しエリアを触ってみましょう。もし、ここで出しにくいなと感じたり、アイコンや扇のサイズがおかしいなと思ったらまた戻って調節です。数値的ではなく目分量なスライダーでの設定なので、何度か調整する必要があるかと思います。

画面サイズと戦う日々

およそ5年前のスマートフォン。4.3インチですが小さい手では幅が広くて届かない><;

およそ5年前のスマートフォン。これは画面サイズではなく端末サイズが横に大きい例。4.3インチですが横に広い形状をしていて小さい手では端まで届かない><;

昨今の大きくなったスマートフォンでは片手操作が困難になってきています。特に日本人は手が小さいので尚更です。私は5年前のスマートフォンですらホームボタンまで親指が届きません!中にはストラップやリングを取り付けてなんとかしようと四苦八苦する人もいるかもしれません。無理せず両手で使えばいいじゃないかという話もありますが、人それぞれの利用スタイルがあります。「こう使いたい」というこだわりがあるのでしょう。

そんな中、つい最近Appleでは過去に出した4インチクラスのスマートフォン「iPhone 5s」と同じサイズの「iPhone SE」を発表しました。小さい端末を求めていた人たちには好評のようですが、今後ほかのメーカーがそれに便乗して小さいものを出してくるかどうかは分かりません。暫くは大きい物が市場にあふれているでしょうし、まだまだ5インチクラスが主流のサイズとなるでしょう。ですが、画面が大きいことは悪いことではないです。大画面でコンテンツを楽しんだり、大きく見やすいサイズで文字を読んだりと良い点もありますし、メーカー側も端末の形状を工夫して大きく感じないような作りを心掛けています。

もちろん、大きすぎて自分にはツライなという場面はあります。そういったときは今回のようなアプリでアシストすることで、使い勝手を向上させる工夫が出来るのではないかと思います。それはスマートフォン、特にAndroidの強みだと思います。ストラップやバンカーリングのようなハードに対する提案ではなく、ソフト面からの提案となる「Pie Control」。初めて知った方、そういえばと思い出した方、一度お試しください。