生まれ変わったSHARPが送り出す、AQUOS R 605SHレビュー

2017年8月8日

HTC U11を差し置いてAQUOS R(605SH)を買ってしまいました。だってメッチャ安かったんだもん…。

ので!適当にレビューしてみようと思います。

AQUOS R概要

これまで、ZETAやSERIE、Xxといったキャリア別に名称を用意していたAQUOSのフラッグシップモデルですが、今回から「R」に統一されました。

鴻海の傘下に入り、新しく変わったSHARPが送り出す「新生AQUOS」といったところでしょうか。Android Oneに携わっていることもあり、アップデートも積極的になり、省電力のために低下しがちだったパフォーマンスも大幅に向上。今後の展開に期待できそうな仕上がりとなっています。

最新のSoCを搭載、倍速表示が気持ち良い

AQUOS RはSnapdragon 835(MSM8998)を搭載し、4GBのRAMやUFSなど妥協のない構成となっています。基本的には他社製品と横並びの性能ではありますが、他の機種にない特徴としては、倍速表示が可能なIGZOディスプレイが挙げられます。

10.5インチのiPad Proでも少し話題になりましたが、通常の60Hzの2倍である120Hzのリフレッシュレートで表示をする倍速表示。SHARPの旧製品(AQUOS Xx2あたり)で既に採用されているものですが、AQUOS Rにも実装されています。

ゲームのようなフレームレートが制限されている(もしくは性能的にフレームレートを上げる余裕のない)ものでは設定しても意味のない機能ですが、ブラウザを始め日常的に愛用しているアプリがヌルヌルと動作している様は、非常に気持ちのよいものです。体感速度を上げるという点においては、単純にスペックを上げるだけではなく、リフレッシュレートを倍にするというアプローチはかなり効果の大きいものだと感じます。

複数の端末を使っている身としては、この気持ちよさを体感してしまったせいで他の端末に残像感を感じてしまってツラいというデメリットがありますが……。

余談ですが、これまでのAQUOSと違い、HDR10に対応しています。まだまだ普及が進んでいない技術ですが、ダイナミックレンジの広い臨場感のある映像を楽しむことが可能です。

高パフォーマンス、発熱もなく快適

ミリシタやデレステ、オルガルといったゲームをプレイしてみた感じとしては引っかかりもなく快適。2.2GHz×4コア+1.9GHz×4コアの構成であるCPUも、臨機応変にクロック変動しており、無操作状態では瞬時に300MHzに下がるなど、無駄のない動きをしています。内蔵メモリはUFSを採用しているとのことで、A1 SD Benchでテストしてみたところ、Read 319.77MB/s Write 209.15MB/sといった結果が出ました。

省電力モードである「長エネスイッチ」利用時は1.2GHz×4コア+1.1GHz×4コアの構成に。リフレッシュレートが30Hzに落ちるため、体感速度はガクリと落ちます。旧AQUOSで「省エネ液晶ドライブ」を体感したことがある人は想像がしやすいかと思いますが、それとは違いレスポンスは良好です。

長エネスイッチ有効時。

発熱については実際に計測していませんが、手で触れていて熱さが感じられないことに驚きました。もちろん、直射日光下で利用していると(特にフレームの黒いモデルでは)熱を吸収してしまって熱さを感じてしまいますが、そういう場面を除くと発熱とはほぼ無縁でしょう。徹底的に熱対策をしたとアピールしていただけのことはあります。

接写が楽しいカメラ

広角レンズでの撮影が売りのAQUOS Rですが、マクロ撮影の実力もかなりのものです。とにかく寄れます、メッチャ寄れます。

マクロ撮影が好きな私としては、とても楽しいです。少し離れたところからデジタルズームして撮影する必要もなく、画面いっぱいに被写体を写すことができます。

茜ちゃんグッズはakane.blue

ご飯の写りはこんな感じ。


夜景についてはノイズが目立つかなといった印象。マニュアルモードはあるので、じっくり撮りたい人はそちらで。

また、撮影後に構図を修正してくれる機能があるので、ちょっと斜めに写っていても勝手に直してくれます。この機能が個人的にツボだったり。

修正前。

修正後。

ところで、少しコントラスト強めに写るような気がします…どうでしょうか。尚、バッタ君以外はオートでの撮影です。マニュアルモードは色々と面白い感じになっているので、機会があれば個別にレビューしたいと思います。

元データをダウンロード

よく喋るエモパー

SH-M01ぶりのAQUOSなので、エモパー初体験です。とにかく喋ります、お喋りですコイツ。でも安心してください、別途設定しない限り自宅でしか喋りません。

本体を振っても喋る。

机に置いた時、充電した時など特定の条件で喋りだします。付属品のロボクルと連携して使うことも出来るらしいですが、あいにく本体しか入手していないので試せず…。

「ハロー、エモパー」で呼び出して会話する機能については、上手く聞き取ってくれない事が多かったです。程々の声量でハキハキと喋りましょう。

aptX HD対応

aptX HD対応製品と接続すると、48kHz/24bitでワイヤレスに音楽を楽しむことが可能です。しかしまだ普及が進んでいないため、対応製品は高価かつ種類が少なく、まだ試すことが出来ていません。HDR10もそうですが、新しい技術に対応しているのは悪いことではないと思います。

これまでにSBCオンリーやaptX対応のBluetooth製品をレビューしてきましたが、辛口評価をするなら少し篭ったような音がとても気になっていました。コーデックだけではなく、ドライバーなどハードウェア部分の性能も音質を左右するので一概には言えませんが、今後aptX HDが普及してきたときが楽しみです。どんな音を聴かせてくれるのでしょうか。

docomo VoLTE利用可

Softbankモデルである605SHを購入しましたが、ドコモでもVoLTEが利用できました。ドコモ運用時はLTE Band1と3が利用可能です。auはアンテナが立たず全然ダメでした。残念。

2017/10/05追記

名前:ims
APN:ims
APNタイプ:ims
APNプロトコル:IPv4v6

のAPNを新規に追加したところ、au VoLTE SIMで通話が可能でした。

また、VoLTEとは関係ないですが、Y!モバイルはSIMロック解除しなくてもそのまま使えました。SIMロック解除しないと利用できないものだと思っていましたが、いつからそうなってるんだろう…?

メモリ使用量について

一時期、システムプロセスが0Bで表示され、Lost RAM(搭載メモリ量 – メモリ使用量 – 未使用領域 = Lost RAM)が1GB以上に膨れ上がり、メモリの空きが異様に少なく表示される問題がありました。

605SHでは、2017/10/26のアップデート(ビルド番号S0100)で改善されており、ある程度使い込んでいる端末でも1.4GB程空きがある状態となりました。(もちろんキャッシュ込みでは4GBほぼフルに活用されてますが)※ちなみに再起動直後は空きが1.9GBほど。

左側が問題のあったビルド番号S0018のもの。

使用上の問題があったかというと、ゲームやその他アプリを利用していてメモリ不足で落ちたりキルされたりといったことはありませんでした。現在は4GBあるメモリを有効に活用しているといった感じで、必要なものはちゃんとキャッシュされています。

キャッシュの表示。1.4GB程度の空きに対して1.2GB程をキャッシュとして確保されている。

これは次にアプリを立ち上げるときに備えてメモリ上に確保されているだけなので、メモリが必要になれば破棄されます。キャッシュ込みの容量を見て「空きが200MBしかないじゃん!」と嘆く必要はありません。大丈夫です。

こういった不具合はアップデートの内容に記載されませんが、「※上記以外にもより快適にご利用いただくための更新が含まれております。」にはこういった改善も含まれているのだなと実感しました。今のところこまめなアップデートがされてますし、SHARPにはこの調子で頑張ってほしいですね。

小ネタ

さて、ここまでちゃんとした本体画像なし。

実のところ保護ガラスを貼って気泡を抜くときに、保護ガラスを割っちゃったりだとか、その後買ったガラスも浮いちゃったりで見た目がみっともなくてですね…。

ぺきっ

元々SoftBankセレクションの保護シートが貼ってあったのですが、実はこれ画面部分は接着されておらず、微妙に浮いた状態になっているんですよね。その場合どうなるかというと、タッチ感度が悪くなったり、画面上部をスワイプしてスクリーンショットを取るClipNowなどの機能が一切使えなくなってしまうんです。

画面部分を指で触れてますが、くっつく気配なし。

というわけで、本体画像少なめのレビューとなりました。

ざっくりしてますが、なんとなく伝わったでしょうか。ここで取り上げなかった機能はありますし、私もまだ全てを使いこなせていません。

気になった方は公式サイトを参照するか、店頭で触れてみてください。私は満足しています。

Amazon

AQUOS Rスペシャルサイト|スマートフォンAQUOS:シャープ

2017/08/08:誤字修正、追記

2017/11/03:メモリ管理について追記